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☆Today's article☆ 英語で朗読してみよう!
プリンス英米学院 新丸子校
287日前

言語の習得には繰り返し音読をすることが欠かせません。もちろん英語の習得でも音読をすることは非常に重要で、学校や英会話教室でもオーバーラッピングやシャドーイングの大切さを教えられた方も多いのではないでしょうか。
今回は音読の種類の中で、朗読(ろうどく)についてご紹介したいと思います。
朗読とは
朗読と音読の違いとは?
「音読(おんどく)」と「朗読(ろうどく)」とはそもそも何が違うのでしょうか。文部科学省のページでは下記のように2つを説明しています。
「音読」は、黙読の対語(たいご)だから、声に出して読むことは広く「音読」である。
「音読」は、正確・明晰・流暢(正しく・はっきり・すらすら)を目標とする。
「朗読」は、正確・明晰・流暢に以下を加える。
ア 作品の価値を音声で表現すること
イ 作品の特性を音声で表現すること(読者の受け止めた作者の意図・作品の意味・場面の雰囲気・登場人物の性格や心情を)
文部科学省
このように、朗読では、ただの音読よりも、ストーリーの雰囲気や、それぞれの場面の様子も相手がイメージできるように、話して自体も感情をこめて、伝える読み方をする事が大切なのです。
◆Point◆
①音読は声に出して読むこと
②朗読は相手に状況や雰囲気も伝えるように読むこと
朗読のメリット
上でも挙げたように、音読にはさまざまなメリットがありますが、ここでは朗読をすることで得られるメリットを確認していきます。
スピーキング力・リスニング力を鍛えられる!
日本語の音の数は約100個と言われていますが、英語の音は、1000を超えるとも言われています。そのため、日本語にはない発音・アクセント、独特のリズムがあります。正しく発音するためには、口の形や舌の位置だけではなく「息」の強さも大切です。
英語を発話するときに使う息は、日本語のものよりも強く、英語圏では小さい頃から発話の仕方に合わせて口や横隔膜(おうかくまく)の筋肉も鍛えられています。そのためネイティブと同様の発音をできるようになるためには、練習の量も大切です。ネイティブが発話しているお手本を聴き、それを完全に再現するつもりで試行錯誤して練習することで、英語らしい音を覚え、音を再現するための筋力を身につけていくことができます。
また、リスニングでは、文字情報を視覚的に取り入れていない状態で聞き取る力が必要です。そのため単語の音・いくつかの単語が組み合わさったときに変化する音などをきちんと知っていることが求められます。単語帳で1つの単語の音だけを聴いて覚えたとしても、文章になると、小さくて聞こえなくなる音や、発話時には飛ばされてしまう音など様々なルールを覚えることはできません。微妙な音の違いを聞き分けるためには、自分自身で意識して聴き、正しく発音をできることが有効では。多くの音を丁寧に練習することで、後のルールも学ぶことができ、リスニング力もアップできるでしょう。
◆Point◆
①正しいアクセント・リズムを覚えられる
②発生するための口まわりや横隔膜の筋肉を鍛えられる
③リスニングで必要なリンキング・リダクション・フラッピングを覚えることができる
英語脳を鍛えよう!英語をそのまま理解できるようになれる!
英語の文の順番は、日本語の文とは違います。例で説明してみましょう。
I go shopping every Sunday.
日本語の順番:私は毎週日曜日に買い物にいきます。
英語の順番:私は/行きます/買い物に/毎週日曜日に。
このように英語の順番のまま訳そうとすると日本語とは違った順番になることが分かると思います。そのため、英文を読もうとすると、無意識に日本語の順に直そうとして返り読みをしてしまいがちです。返り読みをするとかなり時間がかかります。
会話では、相手から投げかけられた言葉にテンポよく返すことが非常に大切です。
また、リスニングにおいても、返り読みをしてしまうと、理解する前に次の話題に進んでしまうなど、情報をタイムリーに受け取ることができません。
リーディングでも同様に、長文読解に時間がかかるなど、英語を理解する上での返り読みはデメリットが多くあると言えるでしょう。
朗読をする場合、英文を文頭から、まとまりごとにリズムをつけて音読をすることが必須となります。意味のかたまり(チャンク)を意識したうえで繰り返し練習することで、英文を見て日本語の順番に直さずとも理解することが可能となっていきます。
◆Point◆
①意味ごとのまとまりを理解できる
②英語の順で理解できるようになる
③返し読みをせずに理解の速度が上がる
フレーズをイメージしながら覚えて語彙力がアップする!
英単語や熟語の暗記に苦労している方も多いのではないでしょうか。
人間の記憶はいくつかの種類に分類されますが、その中でもしっかりと学習した内容を忘れずに利用するためには『長期記憶(ちょうききおく)』という場所に、勉強した内容を保存することが大切です。脳の部位で記憶と強く関係していると考えられているのは「海馬(かいば)」です。海馬では情報の重要性を判断し、取捨選択を行います。海馬で重要でないと判断された場合は、長期保存をしないため暗記ができないといった状態につながってしまうのです。
では、海馬に重要と判断してもらうためには何が重要なのでしょうか。それは感情・情動が伴うことであると考えられています。英単語や熟語などを覚える際、単純な作業として繰り返すのではなく、それにまつわるエピソードやストーリーと結びつけて暗記することで、良い効果が得られるのです。記憶する際に、いろいろな感覚を使うことも効果的と言われています。朗読のように、イメージしながら声に出すことは、同時に自分自身の聴覚も刺激する良い方法でもあります。
このように、朗読の練習では、何度も頭の中で状況やストーリーをイメージしながら単語やフレーズを声に出して読むと、語彙力のアップにつなげることができるといえるでしょう。
◆Point◆
①いろいろな種類の感覚刺激で暗記に効果的
②感情や情動に働きかけるため記憶に残りやすい
③英文理解の速度が上がる
「人に伝える」ということについて理解が深まる
同じことを声に出して人に伝えてたとしても、自分が理解できているかできていないかでは相手の理解度は変わってきます。内容を知っていればどこを強調するべきか、どこで文を切ったらいいかなどの判断をすることができるからです。朗読をするには、ただ音を口に出せるだけではなく、朗読者自身が内容を理解していることが必要です。朗読を通して1つの物語の文化的背景を学べることも魅力の1つです。
下記の会話を何も考えずに見たらどう思うでしょうか。
A: Next December, I'd like to go swimming at the beach!(次の12月にはビーチに泳ぎに行きたいな!)
B: Me, too! I'm really looking forward to summer vacation.(僕もだよ!次の休みが楽しみだな)
一瞬「12月にビーチで泳ぐ…?」と思ってしまいますよね。しかし、この前提について、12月から2月が夏のオーストラリアでの会話だと分かれば、自然な展開でかることが分かります。
このように、国や地域、宗教や時代、個人の価値観など様々な違いが世界には存在しています。人にわかりやすく伝えるためには、その背景を朗読者自身が理解して声にのせようとすることが非常に大切となるのです。
◆Point◆
①内容を理解するために知識や見識を増やすきっかけになる
②物語を通じてさまざま多様性にふれ寛容さをみにつけることができる
朗読の練習方法
朗読のメリットが分かったら、今度は実際の練習方法をチェックしていきましょう。ただがむしゃらに発話するだけでなく、人に伝えるのを念頭に置いてポイントを押さえた練習をすることが大切です。
内容をしっかり把握しよう
上でもご紹介しましたが、単なる音読で終わらせないためにも、朗読をする内容を理解しておくことはとても大切です。自分自身が分からないものを人に伝えることはできません。意味の分からない単語や言い回しがあったら調べて内容を理解していきましょう。お話がどんなシーンで行われるのかなどを把握することで何を強調して伝えたらいいのかが分かってきます。
◆Point◆
①分からない単語や熟語はきちんと調べよう
②文法でわかないところも確認しよう
③話の背景や舞台も調べよう
④物語全体を頭の中でイメージしよう
読むときのポイントを押さえよう
❶ Flow(全体印象、すらすらと読めているか)
文章を引っ掛からずに読めるように何度も何度も練習してみましょう。すらすら読めるようになったら、相手が聞きやすい速度かどうかもしっかりと意識しましょう。
❷ Pronunciation(発音・文章朗読は正確か)
英語に限らず正しい音・リズムかどうかは大切です。たとえば日本語では"L"と"R"の音は「ラ行の音」、"B"と"V"の音は「バ行の音」として近いものに聞こえてしまうなど、英語としては厳密に違うものでも、日本人が発音すると同じ音になってしまいがちです。そうすると内容を間違って伝えてしまいます。しっかり確認して何度も練習して正しい発音を目指しましょう。
❸ Character(作中人物になりきれているか)
内容を相手に伝えるには出てくるキャラクターの喜怒哀楽を表現することが必要です。まずはそのキャラクターがどんな性格をしてるか、また怒っているとき・うれしいとき・悔しいときにどのような反応をするのかなども考えてみましょう。その場ごとの声の出し方を研究し、声優さんのようにキャラクターになりきってみましょう。
❹ Drama(表現力)
キャラクターのセリフに感情をこめて発声することができるようになったら、ナレーションパートの発声についてもしっかりと考えていきましょう。楽しい場面・悲しい場面などの雰囲気を伝えるにはどうしたらを考えてみましょう。
❺ Attitude(元気に楽しんで読めているか)
誰かと電話で話したことがある人はわかると思いますが、音声だけでも発話している人が元気そうかどうかは伝わってきます。自分がつまらなさそうに発話していると、相手にもそれが伝わりしらけた気持ちになってしまいます。まずは自分が楽しんで取り組みましょう。
練習してみよう
❶ 自分の朗読を録音して聞く
ポイントを頭の中に入れたら、何度も実践が必要です。すらすらと読めるようになったら、自分の声を録音して聞いてみましょう。実際に自分がしゃべっているときに聞こえる声や速さと、誰かが聞いたときの音には意外と差があります。気になるパートをメモして修正をしたりして自分の理想の形を追求していきましょう。スマートフォンなどには気軽に音声が録音できるアプリが最初から入っている場合が多いので、特別な機械は必要ありません。
❷ 人に聞いてもらう
自分で納得のいく朗読ができるようになったら実際に他の人に聞いてもらいましょう。自分では気が付かなかったポイントを指摘してもらうことで、さらに改善することが可能です。
まずは1つのトピックを気持ちを込めてスラスラといえるにようになるまで練習してみましょう。
まとめ
2021年度には英語の4技能5領域の学習目標が学習指導要領にも盛り込まれるなど、英語はとても大切だということは誰もが認めるものではないでしょうか。しかし、いざ習得するとなると、どのように勉強したら良いか、悩まれることも多いですよね。今回ご紹介した英語の朗読は、総合的な力を伸ばすのに非常に良いものとなっています。
プリンス英米学院では、朗読コンテストに挑戦する機会もあります。
ぜひ挑戦してみていただけたらと思います♪
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